絶対、薬剤師になる!
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国師先生と智実さん Kokushi & Asuka
7月『子どもも大人も熱中症には注意!』
こんにちは、国師先生。梅雨が明けて暑い日が続きますね。
智実さん、こんにちは。屋外だけでなく部屋の中でも熱中症になることもあるから、油断せずに体調管理していこう。
冷房をうまく使いながら、適切な水分・塩分補給を心掛けます。
うんうん。ただし脱水症になった時のための経口補水液(病者用食品に分類される)を普段から使うと塩分の取り過ぎになってしまうから注意が必要だね。
ドラッグストアやスーパーで手軽に買えてしまうのも考えものですね。表示にはそれが付けられた理由があることを忘れないようにしたいです。
熱中症になるリスクが高い日を知ることも有効な対策になる。天気予報でも伝えられることが多くなった暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は知っているかな?
確かにニュースでも見ることが多いですが、気温とは全然違うのですよね?
単位は℃だから勘違いしやすいけど、暑さ指数はこのような式で算出される。
屋外での算出式:暑さ指数(℃)= 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内での算出式:暑さ指数(℃)= 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
ここで乾球は通常の温度計の値、湿球は水で湿らせたガーゼを巻いた温度計で測った値で湿度が低いと水分が蒸発して低くなる。黒球は黒く塗装された銅製の球の中にある温度計が示す値で、人工的に熱を発するものや太陽光から届く赤外線の影響で大きな値をとるよ。
式が複雑そうですが、答えを出せるように練習しておきます。
計算で出てきた暑さ指数が、25℃以上28℃未満なら「警戒」、28℃以上31℃未満なら「厳重警戒」、31℃以上なら「危険」となっていて、特に31℃以上だと高齢者は安静状態でも熱中症になるリスクが高まる。不要不急の外出は避けて涼しい室内にいた方がいいね。
そうなのですね。暑さ指数が25℃未満なら熱中症は心配しなくてもよさそうでしょうか?
暑さ指数が25℃未満だと「注意」に分類されて、一般的に危険性は少ないけど、激しい運動や重労働を行う場合には対策しておいた方が安心だね。
どんな状況でも、絶対に起こらないとは言えないですよね。薬と人体の関係にも似ているような気がします。
いいことに気付いたね。患者さんに適切な薬を適切に使ってもらうと限りなくリスクは減らせるし、そのための薬剤師だよね。患者さんのリスクに先回りできるような薬剤師を目指してね。
分かりました!そのためにも夏バテに気を付けながら国試勉強頑張ります!
第111回 問244-245
9月上旬に小学校の学校給食施設において、調理場の温湿度計が誤作動を起こし表示されなくなった。夏場は熱気や蒸気の発生で、高温・高湿になることが多かったため、現状を把握するために、学校薬剤師が室内の作業環境測定を行うことになった。
問244
学校薬剤師が屋内の調理場の乾球温度、湿球温度、黒球温度を測定したところ、以下の値であった。暑さ指数(湿球黒球温度:WBGT)として最も近い値はどれか。1つ選べ。
乾球温度:28.0℃
湿球温度:25.0℃
黒球温度:32.0℃
1. 25
2. 26
3. 27
4. 28
5. 29
問245
学校薬剤師が学校給食従事者に対して行う、脱水や熱中症に関する説明内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 室温が28.5℃以下であれば、熱中症になることはありません。
2. のどの渇きを感じるまで、水分補給は必要ありません。
3. めまいや大量の発汗、筋肉の硬直(こむら返り)などの初期症状に注意してください。
4. 病者用食品の経口補水液は、脱水症の予防を目的としたものです。
5. 病者用食品の経口補水液を飲み過ぎると、ナトリウムの過剰摂取になるおそれがあります。
解答
解答-問244:3、問245:3と5
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